1959-1960。村松剛。村松剛葉書（三友社・北村卓三宛）計3枚。往復はがきの返信。1）昭和34年8月20日消印-ペン書き10行。軽井沢・追分の台風被害のこと。最近、佐藤輝夫、佐伯彰一、進藤純孝も土地を買っていて、進藤にだいぶ木をやられたけどどうしようかといったら、売り払って飲んでくれといった話など。2）昭和34年10月28日消印-ペン書き8行。家の新築をはじめた。三島由紀夫のついての評論、明治の詩に関する論文、ヴァレリイ論、小林秀雄論などを書いている。3）昭和35年11月4日消印-ペン書き6行。足利に講演の予定。わが家の自慢は見あたらない。追分の家に五輪ノ塔があるのが変わってはいる。鐘愛のクロネコは家出をしてしまった。