店日記

11月21日

2011年11月21日

新規入力32点です。
戦前戦後文芸もの、『ヴィティコー』全3巻など。

さっきラジオで森永卓郎が、
フランス人か誰かに日本語で、
「寒いですね」といったところ、
日本人だったら「そうですね」とかなんとか合わせるところを、
「うん、寒いけど、この季節だったら普通」とかなんとかいったという。

あ、そうなんだ。と思う。
いや、ぼくは、このフランス人タイプなので。
「え? 寒い?」とか「そうかな?」とか、
もっとくどくどいうこともある。

いやいまちょっと不安になっているのは、
店のこととか関係ないのだけど、
自分でものを書くとき、
なんか同じようなこと書いているっていうこと。

前からそういうこともあったかもしれないけど、
自分で書いたことを忘れて
また書いているのだ。

散文ならまだそういうことも部分的にあってもいいのかもしれないが、
詩ではまずいだろうと思う。
けどなんでそういうことが起こってくるかっていえば、
気持ちいいことば、面白いいいまわしなどを求めていると、
同じエロスのなかにいきついているということなのか。

無意識や記憶を避けるためにはどうしたらいいか。
極力具体的に書くというぐらいしか思いつかないが、
ことばを走らせるエロスの部分を抜き去って果たして
「書き進んでいく」ことができるのかどうか。

けっこう、「書けた」と思ったときにこそそういうことが起こっているので、
ほんとうにいやになってくる。


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