1960-1964。渡辺喜恵子。渡辺喜恵子葉書(三友社・北村卓三宛)4枚+書簡1通計5点。1〜3、5往復はがきの返信。1)昭和35年11月5日消印葉書-ペン書き8行。鴨猟に行った話。2)昭和37年4月12日消印(速達)葉書-署名はなし(受取人補筆)。ペン書き10行。一年中和服で帯を結ばないと体に締まりがない。しいて仕事着といえばユカタの寝間着の上に部屋着というものか、と述べたうえ、細かく書いている。3)昭和37年7月30日消印葉書-ペン書き9行。夏の過ごし方。「日に幾度となく水を浴び、汗をかくときは何度でもユカタを着替え、まるで番人のように、なんどでも冷蔵庫を覗きます。」とあり、自家製のシャーベットやアイスクリーム、梅酒、うなぎ、麺類のことなど。4)昭和39年9月3日消印(9月2日記)書簡-封書。便箋2枚。北村と同行する取材旅行の話。「黒い血の村はお手紙のとおりでございますから、地元の方の協力が必要なのですが、たぶん行けばなんとかなりましょう 田村博士におねがいすればよい智恵を借して下さると思いますが」とある。追伸として、このあいだ話した小説のテーマは丹羽文雄が使っているとのこと。5)昭和39年10月1日消印葉書-ペン書き8行。秋の予定と、好きな秋の花。