1959-1960。安川茂雄。安川茂雄葉書(三友社・北村卓三宛)計4枚。往復はがきの返信。1)昭和34年8月25日消印-ペン書き9行。三笠書房を5月末に退社し、もう一度、岩を登りたいと考えている。輪ゴム跡あり。2)昭和34年11月4日消印-ペン書き8行。山によく行く。穂高に妻と登って帰ると、東大パーティの遭難があり、読売新聞の特派でまた穂高に登った。3)昭和35年4月26日消印-ペン書き8行。月刊誌の編集で忙しいが、『黒部奥山軍記』という時代小説を書きはじめた。4)昭和35年11月17日消印-ペン書き10行。勤めを辞めたが閑がない。先日も高見順夫妻に奥日光へ誘われたが断った。同行の巌谷大四、矢口純とも飲めず残念。