店日記

3月30日

2016年03月30日

新規入力20点です。
『青年』、詩集ほか。

曇り。
気温はあるのだろうけど、手足が冷えていて。

いまさらながらに、律令制というか平安ごろの官職について、ほとんど知識がないことが気になってきた。
現代語訳『権記』を読んでいると、官職とか儀式とかの記述がつづく。
用語の注釈はあるのだが、なぜか官職に関しては何も書いていない。
手持ちの古語辞典を見ても、表はあるのだが、それぞれがどんな役割だか、それに表の見方のガイドもなしである。
大雑把にいえば、全体がその役割に応じて2官8省(ほかにも台とか府もあるらしい)などの部門というか機構に分かれており、
その各部門が四等官にランク付けされているらしい。
偉い順に、「かみ」「すけ」「じょう」「さかん」というらしいが、官や省、寮などそれぞれによって、当てる字が異なるので、まぎわらしい。字の違いで官や省の違いをを、読み方はこの4つで統一してすぐにどこのどの役職とわかるようにしていたのだろうか(ともいえないような気がするが)。ルビがなければなかなかわからない。
また、それとは別にもっと絶対的な偉さの尺度がある。正一位とか従五位下とかいうやつである。
中務省の「卿」は正四位上であるが、宮内省の「卿」は正四位下であるというふうに決まっていた。
役職だけだとどれだけ偉いのかぴんと来ない場合でも一位とか二位とかいえばわかりやすいというわけか。
まあちょっとすぐにはわかりませんね。


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