店日記

3月3日

2016年03月03日

新規入力17点です。
詩誌、キリスト教など。

晴れ。

なんだか何やっていいかわからなくなっちゃったな。

食品の賞味期限切れ転売問題。
これを、個人の、もったいないとか、自分は多少切れていても食べるとかいう話とからめている人がいたので、疑問に思った。
個人が自分の意志でやることと、他人に売ることとはまったく違う問題だろう。
賞味期限が明示されている商品で、多少すぎてもかまわず食うのは、個人の問題としては自然である。
そこには個人の意志が介在する余地がある。
それに対して、賞味期限が切れているものをそれと知らせずに、他人に売るなり提供するなりすれば、そこに個人の判断が入る余地が奪われているのだから、これはまずいということになるだろう。

いずれにしろ、悪くなる可能性がある食べものを他人に売るということは、期限込みで売らざるをえず、その期限がその食べものに対する売り手の責任なのだから、これを改竄したり、転売したりしたら、商品が責任の外に追いやられてしまう。ということだろう。

同じ理屈で、期限が切れたものを、無料で「提供」することもおかしいということになる。
それはやはり提供者の「行為」として行なっていることになってしまう。商品として責任が持てないのに、責任が発生する「行為」に帰着してしまうからだ。

食べられない人が大勢いるのに、食品(ここでは製品のこと。農産物などはまた別の問題)の大量廃棄が行なわれている、という問題は、売買ということを通している以上、避けられない。
どう軽減するかしかないかもしれない。


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