1959-1965。北條誠。北條誠書簡(三友社・北村卓三宛)1通+葉書16枚計17点。2〜10、12〜17往復はがきの返信。1)消印なし書簡-封書。200字詰め原稿用紙3枚。北村の要請で原稿を書きなおしたがどうかという内容。「美智子」「来宮」など登場人物について説明している。2)昭和34年2月9(?消印判読困難)日消印-ペン書き8行。3月は放送劇「華やかな氷河」「遠い旅」の録音で忙殺される。時間をつくって大相撲を見たいが。3)昭和34年9月30日消印-ペン書き8行。予定。足利へ講演、浜松へ、など。4)昭和34年10月31日消印-ペン書き9行。11月の予定。スポーツ観戦、小説新連載、文士劇など。5)昭和34年11月26日消印-ペン書き7行。12月沖縄に行くつもりだったが、仕事がはかどらず延期。箱根、金沢へ旅行など。6)昭和35年10月25日消印-ペン書き7行。プロ野球も終わり、角力も九州なので本業に戻れそう。7)昭和35年12月2日消印-ペン書き8行。今年はめまぐるしくすぎて来年も半ばあきらめている。8)昭和37年5月17日消印-ペン書き7行。NHK「二つの橋」のビデオ撮りも済んで一息。9)昭和37年7月30日消印-ペン書き8行。夏向きの健康法、食餌等やっていない。毎年夏は二、三日腹をこわしたり、風邪を引いたりする。10)昭和38年1月12日消印-ペン書き8行。夏の暑さ、冬の寒さに思うこと。冷房、暖房の進歩しすぎに抵抗を感じる。11)昭和38年2月10日消印-ペン書き7行。3月に外国に行くつもりだったが、4月からNHK「花の生涯」がはじまるので、その脚色のため一時中止に。12)昭和39年年賀状(消印は昭和39年1月4日)-署名、宛名肉筆。ほか印刷。13)昭和39年3月9日消印-ペン書き10行。4月からはじまるNHKの連続テレビドラマで忙殺。十返肇再発入院、危篤のときのこと。14)昭和39年6月11日消印-ペン書き3行。旅行していたため、原稿が遅れたことの詫び。15)昭和39年7月27日消印-ペン書き4行。代筆。旅行中とのこと。16)昭和40年3月8日消印-ペン書き10行。代筆か? 仕事の予定と腹の立つこと。タクシーの運転手が行き先を告げても返事をしないこと。17)昭和40年5月24日消印-ペン書き11行。仕事の予定。テレビ(「虹の設計」)の目鼻がついたので、小説執筆(「庭に花あり」)に入る。あと、(お題)政治について。