1959-1965。野口昂明。野口昂明(画家)葉書(三友社・北村卓三宛)計10枚。往復はがきの返信。1)昭和34年12月16日消印(速達)(同記)-ペン書き8行。「三友」をいつも楽しく拝見していながら、通信を返さないことを自戒している。2)昭和35年11月4日消印(速達)(同記)-ペン書き9行。旅行の予定。新聞挿絵や雑用に追われて禁足状態だが、間を縫って出かけるつもり。3)消印なし(速達)-ペン書き6行。外出は洋服、家出の仕事着は和服。4)昭和38年2月12日消印(速達)-ペン書き11行。わが家の近況。孫が生まれ、息子二人の入試などでてんやわんや。お題の鬼についても答える。5)昭和38年12月18・19日消印(速達)-ペン書き10行。今年一年について。昔の画家は世間の風潮に比較的無関心でいられたが、現代は敏でなければならないとする。6)昭和39年3月10日消印(同記)-ペン書き11行。佐藤泰治の死を惜しむ。小唄をめぐったエピソードを述べる。7)昭和39年6月6日消印-ペン書き7行。仕事の予定、風邪を引いたこと。8)昭和39年10月2日消印(速達)-ペン書き8行。秋の草花のこと。9)昭和40年5月29日(同記)-ペン書き10行。3月の北海道、5月の関西への旅行のこと。議員について。10)消印なし-ペン書き6行+抹消行5行。外遊帰りの友人を囲んで、大先輩に招かれて過ごした中華料理店が久しぶりに楽しかった。