店日記

2020年6月24日

2020年06月24日

新規入力15点です。
婦人雑誌、文書目録など。

曇り。
暑くなるとかなんとかいっていたが、たしかに蒸しているが、そこまでのことではない。

和歌の解説でいままで一度たりとも納得のいく解説を読んだことがない。
わかったことがない。
世の中にあるのはわからなくてもクリアできる受験のテクニックか、専門的な研究ばかりで、その間の「なぜこのように読めるのか」ということの詳細な解説は見たことがない。橋本治の古典の本がややそれに近かったのかもしれないが。
「あらそへば思ひにわぶるあまぐもにまづそる鷹ぞ悲しかりける」みたいな歌があったとしたら、それをまずすべての語に品詞分解してほしい。
そのうえでどれがどこにかかるのか、どこにかかることによってどのような意味になるのかということを明確に示してほしい。「あまぐも」が「天雲」と「尼」の掛詞だということはみないっているが、意味が二重になったことがわかってもそれがそれぞれ文のどのような位置にあるのかがわからないのである。和歌は不完全な言い方なのだ、ということは繰り返し強調したほうがいいと思う。そのうえで「おぎなわない」でどこまで書かれているのか、ほぼ直訳でどういうことばになっているのかをまずは追及してほしい。それをやってくれないで、いきなりのおぎなったあとの解釈を示されても、何でここから「尼になろうかとつらく思っていると」みたいな解釈が成り立ちうるのかがわからない。どこに「なろうか」などという意味の語があるのか、「思ひにわぶる」と「あま」の語の位置関係をどう処理したらいいのか、この解釈にいたる過程というか、何をきっかけに「そう」思ったらいいのか、それがわからないのだ。とにかくあなたがたはわかった結果からしかものをいっていない。なぜそう読めるのかを徹底的に明確にしてほしい。


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