店日記

3月8日

2020年03月08日

新規入力8点です。
『港湾』、心理学、雑誌ほか。

雨は上がったかな。

短篇3本、すべてジョージアの映画。ミハイル・カラトーゾフ「スヴァネティの塩」(1930)、ギオルギ・ムレヴリシュヴィリ「映像」(2010)、ハトゥナ・フンダゼ「西暦2015年」(2015)。この組み合わせ、スヴァネティつながりで「スヴァネティの塩」と「映像」をつなぎ、映画つながりで「映像」と「西暦2015年」とつないでいる。「スヴァネティの塩」は地域紹介映画かと思ったら、途中からその地域の宗教を否定、そのせいで蒙昧になっているとしたうえで、いきなりの社会主義万歳に持っていっている。「映像」は2010年現在のスヴァネティに移動映画がやってきて帰るまで。一応ドキュメンタリーといっていいのか。遠くからとったり、高いところからとったり、映画の画面と観客の顔、最後に屋根にのぼった少年が手持ちカメラで帰っていく移動映画の車などを追う、あざやかで飽きさせない。「西暦2015年」はソ連時代に反映したジョージアの撮影所に残る3人の老職員の様子。何か(体?)をたたきながら向こう側に歩いていく職員の背中をうつすところからはじまり、フィルムの液を捨てたり、衣装を庭の木に干したり(それが変な絵に見える)、その木の実を食べたり、ずっとドラムの音がしているかと思うと、どうもそれも職員なのか? その職員に話しかけるようすもドアの隙間を少し開けているだけのショットで示すなど。


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