店日記

1月21日

2020年01月21日

新規入力15点です。
詩、小説ほか。

晴れ。
風がある。

的場書房の続き。うちにある的場書房の奥付を確認すると、一番古いもので1953年5月1日、新しいもので1958年5月28日、すべて住所は「東京都千代田区神保町1-3」(表記の誤差は省略。「113」となっているものがあるが、「ノ」の誤植と解釈)となっている。
郵便物もあるだろうから、住所だけというのは考えづらい。すでに販売完了しているものの中には1959年刊行のものがあった。それも同じ住所とすると、大雑把に考えて1953年~1959年には昭森社ビルにいたことになる。林哲夫『古本スケッチ帳』の1954年~1959年の刊行物を確認という記述も修正が必要になる。証拠がためが必要だが。
一方、思潮社は1956年~1963年9月、ユリイカは1954年~1961年。昭森社は家主なのでこれらの時期より長くなる。この4社のみを考えた場合、54年~55年が的場、ユリイカ、昭森社の3社時代、56~58(59?)年が4社時代、60年が思潮社、ユリイカ、昭森社の3社時代といえるか。
もちろんそれ以外の、たとえばユリイカの前にいた『列島』=知加書房(ユリイカは『列島』の机に入りこむように入ったらしい)や緑書房などがいてそれぞれ時期を特定する必要があるが。ただ、少なくとも、詩書の出版という点からみれば、この4社が特筆される、といっていいのか。


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