店日記

2月4日

2016年02月04日

新規入力9点です。
『詩歌』、キリスト教など。

晴れ。
月曜日また雪の可能性ですか。

池内恵が自身のブログ「中東・イスラーム学の風姿花伝」で、ガザーリー著『哲学者の自己矛盾』の書評をしたことを告知がてら書いていたことが興味深い。
よく知っている人にとっては耳新しいことではないかもしれないが。
イスラーム思想においては、神の啓示が、人間の論理より優越しているという考え方らしいということ。
人間の理性での真理は、人間という限られた範囲内での真理であり、神の啓示がもたらす真理は、それを超えているということだ。
イスラーム思想は、ギリシャ哲学に影響を受けながら、哲学・合理主義に超越する神の啓示を(哲学の論法を用いつつ)「論証」したということらしい。
ガザーリーの本なども読んでいないので、詳細はわからないが、そう考えると、たとえば理屈で、民主主義がいいとか政教分離がいいとか何とかいったところで説得力が薄いことがよくわかる。
いままでにも再三、これに似たようなことを読んできたのだが、どうにもぼんやりとしか理解できていなかった。


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